西尾市吉良町 颯田家

運よく当主に逢うことが出来、家の見学を許される。

梁の太さにビックリ。

いろいろなお話に、ただただ感心・ビックリして聞いていたのだ。

江戸時代に木材廻船問屋を営み、代々港番庄屋を務めた颯田家の住宅。現在の主屋は、棟札によって七代当主の颯田安兵衛が明治5年(1872)に建設したことが知られる。

木造平屋建て瓦葺きの広間型五間取りの屋敷で、差鴨居や小屋梁に巨材を使用し、特に土間側の2間(ダイドコロ・オカッテ)上部に豪壮な架構を組んで見せ所とする。矢作川河口域における廻船業と新田開発で繁栄した旧庄屋の住宅建築の遺構として貴重であり、重厚な構造は秀逸である